医療保険のベースとなるのは、入院給付金(入院1日あたり○○円が受け取れる)と手術給付金です。手術給付金は商品によって大きく2つのタイプがあり、定額型手術給付と倍率型手術給付に分けられます。今回は医療保険の手術給付金についての最新動向を解説しまとめます。

手術給付金の対象となる手術

手術給付金は各医療保険によって、その対象となる手術が異なっています。大きく2つのタイプがあります。

  • 約款に記載されている手術(88分類)について給付金を出す
  • 健康保険の対象となる手術について給付金を出す

従来の医療保険:約款に記載されている手術が対象となる

従来の医療保険の多くは、約款に記載されている手術のみを手術給付金の対象としていました。1日あたりの入院給付金の○倍の金額の手術給付金を支給する、というのが合わせて約款に記載されていることが多いです。その倍率は例えば10倍、20倍、40倍というような感じです(倍率型手術給付金)。手術の内容によって何倍になるか約款に決められています。例えば入院給付金の日額が5,000円で倍率が20倍の手術を受けた場合には10万円の手術給付金が支払われるということになります。盲腸の手術などは10倍、胃の切除手術などは40倍、となっています。なお1回の手術で2種類以上の手術を同時に行った場合は、倍率が高い手術のみが給付対象となります。

最新の医療保険:健康保険の対象となる手術を対象とするものが増えている

最近の医療保険では約款記載の手術ではなく、健康保険の対象となる手術を受けた場合は一律○○円の手術給付金(定額型手術給付金)が受け取れるというようなタイプが増えてきました。

その理由としては医療の進化が挙げられます。医療の進化に伴い新しい手術の方法も生み出されていますし、今後も生み出されていくことでしょう。そうるすと約款に記載された手術のみを対象とすると、将来手術給付金の対象外となる手術も出てきてしまうことが予想されます。そうした事態を避けるためにも、最近の医療保険では健康保険の対象となる手術を受けた場合には○○円の手術給付金が受け取れるという定額型の手術給付金タイプが増えていると考えられます。

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